塗装プラント設備設計
塗装プラント設計は工場内の設備設計や設備に付随する機器類の設置設計、空調配管・ダクトなどの設計をおこないます。自動車、農機、鉄道車両から携帯電話まであらゆる製品が対象となります。洗浄や塗装、乾燥、焼付けなど普段目にする製品になるまでの塗装工程の設計となります。工場の環境を守るため工程の内部と外部を仕切るパネルの板金設計、各工程に送風、給気や排気ダクトの経路設計や空気の流れを設計する流体設計、設備設置やメンテナンスなど人がアクセスするために鋼材を組み合わせて作る架台の構造設計をおこないます。
主な事業内容
塗装プラントの設備設計など、ブラント設備の様々な設計に従事。全設備に設置の為の架台(建築に近い構造物)、点検用の歩廊や階段など鋼構造物の設計も行います。
- 前処理工程
塗装前に余分な油分や細かい付着物を取り除き、塗装物の表面をきれいに整える工程(下地塗装)、タンクや配管を主に設計します。
- 塗装ブース
色を塗る設備で、色を塗る前に発色良くするための下塗りとなる「中塗り」ブース工程、最終的な色で塗る「上塗り」ブース工程、透明な保護する目的の「クリアー」ブース工程があります。
塗装する為の囲いであるブースの設計、塗料を付着させやすくするには空気の温度・湿度管理が重要なのでその為の「空調装置」の設計、空調で整えた空気をブースへ運ぶ管であるダクトの設計、冷却や加温の為の機器を動かすための水配管、エア配管、ガス配管等の配置設計をします。
- 乾燥炉
前処理→中塗り→上塗り→クリア と工程が進む中で一旦乾かす必要があります。そのための加温して乾かす設備が乾燥炉です。
乾燥炉という囲いの設計、風を吹き付ける内部ダクト、加温機器である燃焼室、ほこりを除去するフィルター室の設計、それらと炉を結ぶダクトの設計をします。また、加温設備の為のガス配管、エア配管の設計も行います。
使用CAD
- iCAD-SX(3D,2D)
- SOLIDWORKS(3D)
- IJCAD(2D)